
過去完成作品ギャラリー・第7弾はガンプラEXPO2016JAPANツアー展示用作例の
「VICTORY TWO」(MG V2ガンダム Ver.Ka)を掲載させて頂きます。
実はそれまで『逆シャア』以降の機体のガンプラを製作した事がなく、このキットの発売が決定した時も正直「ふ~ん…次のVer.KaはV2かぁ…」といった感じで特に購入する予定はありませんでした^^;

ところが発売も間近に迫った2015年12月、ありがたい事にバンダイホビーサイトの「素組みレビュー」をやってみないか?とのお話を頂きました。
最新のキットをいち早く体験できるという、またとない機会に二つ返事で即・承諾(笑)
組み立て・撮影・記事執筆の全てを自分で担当するという初めてのお仕事にかなり苦労しましたが、モデラー目線で最新キットの特長を分析して発信させて頂けるというのは本当に貴重でありがたい経験でした。
(素組みレビューは現在も
こちら で閲覧可能です。)
実際に組み立ててみると構成・スタイル・変形合体ギミックが本当に感動レベルに凄まじく「この素晴らしいキットを素組みだけじゃなく、自分の作風で更に作り込んでみたい!」という意気込みで完成させたのがこの作品です。
それでは、当時を振り返りながら各部改修ポイントを解説させて頂きます。

【素組みとの比較(全身)】
≪おもなプロポーション変更点≫
・首軸部で約1mm延長しアゴを引けるように改修。
・肩関節部の可動域拡大。(肩を後ろに反らせられるよう改修)
・肩アーマー基部の取り付け位置変更により、約2mm上方へ移動。
・足首部分で約3mm延長。

【素組みとの比較(背面)】
・ミノフスキー・ドライブ・ユニット等のフチを薄く加工。
・V2コア・ファイターの尾翼はRG GP01ゼフィランサス(コア・ファイターⅡ)のものに換装。
・バキュームフォームしたプラ板を脚部を中心に貼り付け多重装甲表現。
・関節部にメカディテール埋め込み。
※ その他全身に流用パーツ・プラ板・スリット切り欠き追加・マスキングによる濃淡塗り分け・コーションデカール・メタルパーツ等でディテールアップし情報量を増やしました。

≪おもな改修点≫
〔頭部〕
・頭頂部メインカメラカバーのフチを薄く加工。内部には前後ともプラ材&メタルパーツにより内部構造を追加。
・アンテナは白・黄色とも先端をシャープ化。
・ヘルメットのひさし部分をプラ板&エポキシパテにて角度変更、目つきが鋭くなるように改修。
・バルカン上部を流用パーツにてボリュームアップ。
・バルカン銃身はメタルパーツに置換え。
・後頭部ヘルメットの裾部分をプラ板にて延長。

〔胸部〕
・左右の幅が広く感じたので、パテを裏打ちして(やや先細りになるよう)限界まで削り込み。
・削り込んで薄くなった表面に各種RG等を薄くスライスしたパーツをパッチワーク貼り付けしてディテール追加。
・胸上部黄色のパーツは首に近い位置を凹型に切り欠いてフェイス全体がスッキリ見えるよう加工。

〔ミノフスキー・ドライブ・ユニット〕
・各部を凹型に切り欠いてラインに変化を追加。
・バキュームフォームしたプラ板を黄色部分に被せて多重装甲表現。
・ミノフスキー粒子噴射口はHGUCユニコーンのサイコフレームパーツ等でディテール追加。

〔肩・腕部〕
・トップ・ファイター変形時のスライド展開位置で固定し、若干大きく見えるよう加工。
・肩上部はRGダブルオーライザーのパーツ等で少し角ばった形状に変更。
・肩サイドのダクト部分にプラ板でフィン追加。
・腕部はスジ彫り中心にパネルライン追加。
・拳はビルダーズパーツ(1/144 MSハンド02)に置換え

〔腰・脚部〕
・フロントスカートアーマーにプラ板貼り付けで多重装甲表現。
・サイドアーマー下部を流用パーツにて延長。
・脚部はバキュームフォームしたプラ板&スジ彫りにて多重装甲&パネルライン表現を追加。
・スリッパ(ソール)部分は好みでブルーに塗装。

一通りのディテール工作が終了した捨てサフ状態です。
(この後、すべてのサフをこそぎ落としながら表面処理→洗浄→塗装というのが自分の工程です。)

かなりのディテールアップとスタイル変更を加えましたが、このキット最大の特徴である分離・変形機構は活かしたまま製作しました。
ただし完成後は塗料剥がれが怖くて、このサフ状態が「最初で最後の変形」です(笑)

表面処理完了時の全パーツを並べた状態です。
凄まじいパーツ数に眩暈がしそうでしたが、これ以降の作品(フリーダムやゼータ)に比べたらまだまだ少ない方です^^;


製作した2016年当時はガンプラEXPO JAPANツアーが開催されており、前年度(2015年)GBWC日本チャンピオン作品であるロクさんの「トールギス・アレス」&めいちゃんの「ラストシューティング」のお供として、歴代チャンピオンの作例と一緒に宇都宮・大津・静岡・熊本・秋葉原の各会場で巡業展示させて頂きました。
特に秋葉原で最後のEXPO開催となった思い出深いUDX会場に、GBWC2016ファイナリスト作品と同フロアで展示させて頂けたのは感激でした^^

次回は同じく2016年製作のネタもの作品、メカ蒲田くんこと「シン・ザクレロ(第二形態)」を掲載予定です。
今回も最後までご覧頂きありがとうございました^^
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- 2020/11/20(金) 11:30:06|
- 完成作品ギャラリー
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過去完成作品ギャラリー・第6弾はディフォルメ選手権本戦出場作品
『ウイニングガンダムカーディガン with すーぱーぷちふみな 』を掲載させて頂きます。
実はこの作品、構想自体はディフォルメ選手権にエントリーするかなり前から練っていたネタでした。
当時(今でも)大人気のフミナ先輩のガンプラバトル使用機体である“パワードジムカーディガン”と“ウイニングガンダム”の融合、そしてサカイ・ミナトが「フミナ愛」で生み出した(笑)“すーぱーふみな”をディフォルメ化したマスコットも添えて、まさに「フミナづくし」で作ってみたい…という想いから生まれたのがこの作品達です^^;
前回の記事に掲載したディフォルメ練習用作品の
“マラサイD⇔R”で「縮める工作」の楽しさにハマってしまいましたが、この作品も素体とした“HGUC ジム改”の四肢を縮める加工とは言え、元ネタの“ウイニングガンダム”の典型的なSD体形(約2.5頭身)からコンバージ体形(約4頭身)へと伸ばす「逆ディフォルメ」とも言えるアレンジも面白いかも…と考え、この作品でディフォルメ選手権に出場させて頂く事としました。
電飾加工やネオジム磁石によるカーディガン外装の脱着などのギミックを仕込んで、自分の模型出戻り後初の「ガンダムタイプの完成品」となったので今でも思い入れ深い作品のひとつになっています^^
それでは、当時を振り返りながら改修ポイント等を解説させて頂きます。

【頭部】
BB戦士・OガンダムのフェイスにSDBF ウイニングガンダムの後頭部&額部アンテナをミキシング。
ツインアイおよび頭頂部メインカメラは開口し、LEDを埋め込んで発光可能としました。
【胴体部】
HGUC ジム改の二の腕・太もも・腰部分で短縮し、約4頭身のコンバージ体形になるようディフォルメ。
各部ディテールはRG GP01ゼフィランサス他の各種RGのパーツを薄くスライスしてパッチワーク貼り付け。

【武装】
ビームライフル、背部キャノン砲はHGBF パワードジムカーディガンのものにディテールを追加。
左肩のレドームシールドはMG ゼータプラスC1のパーツ+コトブキヤM.S.G.のチェーンソーパーツを組み合わせました。

【カーディガンパーツ】
HGBF パワードジムカーディガンの外装部分をディフォルメしたHGUC ジム改にフィットするよう各部調整。
パーツ裏側にネオジム磁石を仕込み、パージすることで“ウイニングモード”になるギミックを採り入れてみました。

【製作途中】
素体(BB戦士 Oガンダム+SDBF ウイニングガンダム+HGUC ジム改)にHGBF パワードジムカーディガンの武装を被せ、各部ディテール工作を施しました。

【比較】
元キット(?)のSDBF ウイニングガンダムとの比較・・・と言っても使ったのは後頭部と額のアンテナだけです^^;


【すーぱーぷちふみな】
以前
「森のーく・まⅢ」のマスコットとして製作した「チビサラ」同様、“ねんどろいどぷち”をベースに改造しましたが、フミナ先輩の「青い瞳でややツリ目」という雰囲気に一番近いと感じた“ボーカロイド KAITO(男の子キャラw)”の頭部と“セイバー(メイドVer.)”の胴体をベースにし、エポキシパテを使用して“すーぱーふみな”風に改修。
武装はプラ板によるスクラッチですが、製作当時“HGBF すーぱーふみな”がまだ発売されておらず立体の把握に苦心しました^^;

2015年10月24日、東京浅草橋東商センターにて開催された「千葉しぼり」さん展示会内のメインイベントである「全日本ディフォルメ選手権」に出場させて頂きました。
製作に時間が掛かりすぎて当日朝まで塗装、組付けは東京へ向かう新幹線の中(苦笑)、台座や“ぷちふみな”は未完成状態での展示・・・という体たらくで
お恥ずかしい限りでしたが、数多の超絶モデラーさん達が全国から集結した凄まじいレベルの展示作品の中、本当に光栄な事に第10位を頂きとても光栄でした^^

ディフォルメ選手権の約1ヶ月後、GBWC2015決勝戦が行われるガンプラEXPO2015(秋葉原)の「GBWC歴代チャンピオントークショー」に出演の際、作例として壇上に並べさせて頂きました。
↑この画像はその翌日、GBWC2013チャンピオンのシュンさんのご自宅にお招き頂いた際に撮影して下さった写真です。
あの世界一のνガンダムが撮影されたのと同じ撮影環境(その実態は衝(笑)撃的でしたが…w)で撮って頂き、とても「凛とした空気感」が感じられる本当に大好きで大切な写真となっています^^

今回も最後までご覧頂きありがとうございました^^
次回はガンプラEXPO2016JAPANツアー展示用作例の
「VICTORY TWO」(MG V2ガンダム Ver.Ka)を掲載予定です。
- 2020/08/01(土) 18:04:25|
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過去完成作品ギャラリー・第5弾は人生初のディフォルメ作品である
『マラサイD⇔R』を掲載させて頂きます。
今をさかのぼること約5年前、2015年10月に開催された千葉しぼりさん主催の「全日本ディフォルメ選手権」に出場させて頂く事になったのですが、今までディフォルメの経験は皆無の為、とりあえず練習の為に積みプラの中から選んだキット…それがマラサイでした^^;
プロポーション変更の練習だけのつもりだったのですが、今までやった事のない「縮める」工作が思いのほか楽しくて製作に没頭してしまい、気が付けばガッツリとディテールてんこ盛りに…(笑)
そして偶然にも二の腕・太腿の短縮のみでディフォルメ化できたので、この部分をHGUCノーマルサイズの物と差替える事でリアルモードへの組換えも実現。
作品名はこの“ディフォルメ⇔リアル”コンバーチブルの特徴を活かして、【マラサイD⇔R】(deformer ⇔ Real)と名付けました。
では、以下改修ポイントの解説です。
(後追い製作記は →
こちら)

【全体構成】
≪D(ディフォルメ)モード≫
・頭部はMG、胴体はHGUCマラサイを使用。
・2.5頭身のSD体型ではなく4頭身位のコンバージ体型を目指したので、二の腕・太腿・腰部分でそれぞれ約3.5mm短縮。
・バランスを取るためフェダーインライフルの砲身も2mm短縮。
・股関節軸を5mm前方へ移動。外側に左右2mmずつ拡幅。
・その他、全身にプラ板・パテ・ジャンクパーツ・メタルパーツ・各部二重装甲化等でディテールアップを施しました。
≪R(リアル)モード≫
・各部多重装甲化やディテール追加でマッチョになった関係で、ノーマル(HGUC)の頭部では小さすぎる印象になってしまった為かなり大型化。
顔~口吻部分はRGザクを加工。兜部分はバキュームフォームしたプラ板を土台にし、HGUCの頭部を3分割して幅を広げて配置。
さらにバキュームフォームしたプラ板を上に重ねて多重装甲化…という方法で三まわり程大きくなっています。

【背面】
・うなじ部分やバックパックには流用パーツ等でディテールを集中。
・バーニアはビルダーズパーツのMSバーニア01を使用。
・スカートアーマーは前後とも左右で分割、独立可動できるようにしました。

【カラーリング】
・当初ティターンズカラーの濃紺にする予定でしたが、ハイザック=ザク(緑)なら、その改良強化新型であるマラサイ=グフ(青)という発想でグフイメージのブルー塗装としました。(ティターンズのイメージも残るよう、やや濃いめを意識)
淡青・濃青とも各3段階の濃淡塗り分けにより、RG風にして色での情報量を増やしています。
・フレーム部分も濃淡3色塗り分け。動力パイプには差し色としてサンセットゴールドを施しました。
・ティターンズマークはガンダムデカール、その他コーションはハイキューパーツのRBコーションデカールを使用。
【機体設定】
GBWC2014の「天翔ける麒麟」を作るきっかけになった、外伝漫画・『機動戦士ガンダムUC 星月の欠片』にバイアラン・カスタム1号機のパイロットとして登場したディエス・ロビンことドナ・スター中尉が、かつてティターンズ所属時代にバイアラン配備前まで使用していた機体…という脳内妄想に基づき製作しました^^;;

・Dモード⇔Rモードへの組換えは、画像手前側の部品(太腿・二の腕・フェダーインライフル砲身・頭部)を交換し、腰部を伸縮させることにより簡単に完了します。
・Rモードの頭部はノーマル(画像右端)に比べ、かなり大型化しています。

今回、多重装甲化には一部バキュームフォームを使用しましたが、基本は各種RGやHGUCのパーツを細かく刻んで貼付けていく手法(自称「パッチワークモデリング」)によりディテールを追加しています。
首の後ろ、肩関節周り、バックパックやスカートの裏など目立たない所もディテールアップしましたが… 目立たないどころか組付けたら全く見えませんでした^^;;

製作途中です。
・スパイク・フロントスカートアーマー等の薄いグレー部分はビルダーズパーツ。
・右腕シールド裏はHGUCシナンジュのパーツ等を使用。
・胸部・左肩アーマー等はもう一体分のHGUCマラサイを使用して多重装甲化。
・白い部分は主にプラ板のバキュームフォームですが、脚部フレアはRG・GP01フルバーニアンの脛部を上下逆にし、加工して装着しています。

ディテール工作が終わってサフを吹いた状態です。
この段階で動力パイプはメタルパーツ(ハイキューパーツ製)に置き換えました。


Dモード/Rモード それぞれ素組との比較です。

本体完成後に台座を製作。
素材はプラ板・トラス材・謎の建築資材・DVD-ROMのケース部分 etc.…ですw

次回はディフォルメ選手権本戦出場作品の『ウイニングガンダムカーディガン with すーぱーぷちふみな』を掲載予定です。
今回も最後までご覧頂きありがとうございました^^
- 2020/07/05(日) 14:39:44|
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前回の更新より少し間が空いてしまいましたが、完成作品ギャラリー第4弾は“羊の皮をかぶったプチッガイ”こと「めえっがい」を掲載させて頂きます。
過去の記事
(後追い製作記)でも書かせて頂きましたが、元々はひつじ年である2015年の正月にネタものとして製作開始したものの瞬時に頓挫w
次のひつじ年である2027年まで永い眠りにつく予定だったのですが(嘘)、その年の3月にバンダイのGBWC初代担当さんが他部署へ異動されるに当たり、2013年チャンピオンのシュンさんが発起人となって送別会の開催が決定。その席で大変お世話になった感謝の気持ちとして「GBWC歴代チャンピオン(当時はジュニア部門のめいちゃん含めて5人)がプチッガイを作ってプレゼントする」というとても素敵な企画に参加させて頂くためにリファインして製作した作品になります。
それでは、当時を振り返りながら改修ポイント解説して参ります。

【おもな改修点】
《頭部》
・元キット(プチッガイ)の耳部分を下方へ移動、HGUCシナンジュの膝パーツにパテ盛りしたものを成型して羊の“垂れ耳”を作成
《胴部》
・パテで首輪を作成し、中央に鈴(HGUCギャプランのバーニアを加工)を設置

《背部》
・元キットのリボンストライカーを切断したものにパテを持って「ウールマーク」を形成。
黒い部分は0.5mmのタガネで溝を掘り、エナメル塗料の黒を墨入れの要領で流し込みました。
(ストライクガンダムの「エールストライカー」をもじって「ウールストライカー」と命名w

《脚部》
・靴底内側にネオジム磁石を仕込んで、台座(円形アクリル板)とマグネット接続で立たせられるよう加工

《羊毛部分》
・ジオラマ用の「フォーリッジクラスター」という素材を木工用ボンドで貼り付けし、羊毛のフワモコ感を表現
(この素材に辿り着くまでに、もの凄~~く紆余曲折しました^^;
(後追い製作記②参照))
森のーく・まⅢ(さん)とのツーショットで元キットとの比較ですが・・・顔面と手の先っちょくらいしか原形残ってないですね^^;
以下は送別会に先立ってシュンさんのご自宅に作品をお送りした際、撮影して頂いた画像です。




GBWC歴代チャンピオン製作のプチッガイ達!
左から
3代目(2013年)チャンピオン・シュンさん作品 『ベベッガイ』
ジュニアチャンピオン(2011~2015・2017年)・めいちゃん&まさぼんさん作品 『トナッガイ』
4代目(2014年)チャンピオン・私(ヨシ)作品 『めえっがい』
初代(2011年)チャンピオン・ヤマタツさん作品 『次元覇王流プチッガイ』


シュンさん謹製の、各チャンプの受賞年のGBWCロゴと作品名が入った台座も素晴らしい出来栄え!


2015年4月、都内某所で開催されたGBWC初代担当さんの送別会に上京して参加。その会の最後にサプライズとして歴代チャンピオン共作のプチッガイ達をプレゼントしました。
自分の作品を贈るというのは初めての事でしたが、歴代チャンピオン達が担当さんを想い、その感謝の気持ちを形にして作り上げた作品にとても喜んで頂けて、楽しく感動的な時間を共有できたのは本当に嬉しい経験でした^^

次回は人生初のディフォルメ作品、2015年7月製作の「マラサイD⇔R」を掲載予定です。
今回も最後までご覧頂きありがとうございました^^
- 2020/06/19(金) 15:19:35|
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ブログリニューアル企画・過去完成作品ギャラリーの第3弾は、バイアランと並ぶ看板作品&自分のネタもの代表作である「森のーく・まⅢ(さん)」を掲載させて頂きます。
以前
「後追い製作記」にも書いた通り頭を捻って考え出したネタではなく、ホント何かのお告げの様に突然脳裏にこの作品のヴィジョンが舞い降りてきました^^;

「森のくまさん」が名前の語源である“ボリノーク・サマーン”と、当時ネタものベースとして大人気だった“ベアッガイⅢ(さん)”の融合。
ボリノーク・サマーンがキット化されていないため立体での形状把握が難しく、(ボリノークの)パーツ流用も出来ないためスクラッチ部分が多くなってしまい苦心しましたが、頭に浮かんだヴィジョンを形としてアウトプットする作業が楽しくて楽しくて…w
もう6年も前の製作ですが、Twitter開始から一貫してアイコンに使い続けている思い入れの深い作品なのでご覧頂けると嬉しいです^^


この作品、一旦2014年4月に完成して『モデラーズギャラリー』さんに投稿・・・


その後、頭部レドームのクリア化&内部パーツ増設やチビサラ追加などの改修を経て2014年8月に『ホビージャパン』誌の「第17回全日本オラザク選手権」に応募させて頂きました。
(改修後の形態は自分の便宜上“Ver.1.5”と呼称して区別しています。)
ちなみにこの年のオラザク応募締め切りは、バイアランで参加したGBWC2014の締切と全く同じ9月1日23時59分59秒・・・
2つのコンテストに同時応募なんて荒業、自分にはもう一生できないと思います^^;
それでは、当時を振り返りながら改修ポイント解説して参ります。(画像はVer.1.5を使用)

【おもな改修点】
《頭部》
・ベアッガイⅢの頭部をもう一体分使用し、ヘルメット状のパーツを作製
・耳(?)のセンサーはプラ板の箱組
(元キットの耳を軸にしてますので、一応可動します)
《胴部》
・胸部は1/144旧キットのボールを加工して使用
・フロントアーマーはプラ板にて作製

《背部》
・バックパックは元キットのリボンストライカーの形状を残しつつ、ジャンクパーツ(HGUC バイアラン・カスタム他)&バーニア等を追加して「なんとなく」ボリノーク風に加工

《腕部》
・右腕のクローシールド部分は、我が子に頼み込んで(笑)「おいしゃさんごっこ用のはさみ」を譲ってもらった物を加工して使用
・肩はMGステイメンのパーツを芯にして、プラ板の箱組みにて作製
・前腕部のアーマーをプラ板にて作製

《脚部》
・太ももはベアッガイⅢのパーツを切った貼ったして形状変更
・すね部分はHGUCズゴックEを加工して移植
・足首部分はMGステイメン+HGUCズゴックE+プラ板で作製

★☆ 新規改修部分 ☆★
《頭部レドーム》
・旧バージョン(Ver.1.0)の頭部を切除し、その部分を型として透明塩ビ板にてヒートプレスして、スモークグレーにて塗装
・内部メカはビルダーズパーツHD MSレドーム01 &市販パーツで作製。
・LEDを3個仕込んで発光ギミック追加
結果的に旧バージョンより、頭の丸みが増して可愛くなったと自己満足してます^^;

《チビサラ》
「森のくまさん」には「お嬢さん」が付きものなのでボリノーク・サマーンのパイロットであるサラを隣に並べたくなったのですが、意外にもサラのSDフィギュアが市販されてなかった為、大阪・日本橋の中古ショップでゲットしたSDセイラさん(胴体)+マクロスプラスのシャロン(頭部)を改造して作製。
フィギュアは初めてだったので不慣れですが、とても楽しんで製作しました。

ホビージャパン誌面に全応募作品掲載されるので「片隅にでも載れば嬉しいなぁ~♪」と思い、丁度その年(2014年)からビルドファイターズ部門が新設された事もあってお祭り気分でオラザク選手権に初参加しました。
ネタ物で賑やかしのつもりだったので解説用のフォトブック等を作る事もなく、Webエントリーで画像6枚のみの応募でしたが・・・なんと銀賞を頂いてしまい嬉しいというより驚きで一杯でした^^;
(2014年11月23日にGBWC2014日本大会優勝・11月25日にオラザク受賞だったので、自分の人生の運の大半はこの3日間で使い果たした感じですw)
でも審査員である川口名人から頂いた「楽しみながら作っている様がうかがえる楽しい作品です。」というコメントは正しくその通りで、自分自身がガンプラの楽しさを今までで一番感じた作品だったので「伝わったこと、解って頂けたこと」がとても嬉しくて感激しました^^

その後も光栄な事に「オラザク選手権傑作選」の第2弾として特集して頂いたり(この企画、毎年やって欲しいなぁ…)、こんな
「まとめサイト」に採り上げて頂いたり・・・
自分自身の思い入れの強い作品が沢山の反響を頂き、本当に有難い事だと心より感謝しています。
ハイディテール作品ばかりでなく「ゆるいネタもの」を作るのも大好きなので、今後も幅広い作風目指して楽しみながら製作して行きたいと思います^^

次回はネタもの(ベアッガイ/プチッガイ系)つながりで、2015年3月製作の
「めえっがい」を掲載予定です。
今回も最後までご覧頂きありがとうございました^^
- 2020/04/02(木) 14:35:50|
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過去完成作品ギャラリーの2回目は、Twitter等で公表している自分の作品の中では最も古い
『仮想RG シャア専用スゴック&アッガイ』を掲載させて頂きます。
「えっ?“仮想”って、スゴックはRG化されてるやん?!」って思われるかも知れませんが、実はこの作品を製作したのは約7年半前の2012年の7月。
当時は丁度RG第9弾のジャスティスガンダムが発売された頃で、第16弾のRGズゴックがキット化されたのはその2年後の2014年7月の事でした^^;
第9弾(ジャスティス)までのラインナップの内、第2弾&第4弾のザクⅡと第6弾のスカイグラスパー以外は全てガンダムタイプばかりで(2020年2月末時点でも32品中24品がガンダムタイプ…w)、ジオンスキーの自分としては「もっとジオン系MSもRGで発売して欲しい!」という想いがあり、「出るとしたらこんな感じかなぁ~?」と妄想しながら作った作品になります。
もしジオン系がRG化されるとしてもドムやゲルググが先で、「まさか水陸両用機は出んやろ~」と思ってズゴック&その相方のアッガイを作ったのですが・・・ 実際にザクに続くジオン系RGとして本家(バンダイ)からズゴックが発売された時は本当に驚きました(笑)
さすがに本家RGと比べるとお粗末なディテール&拙い技術でお恥ずかしいですが、現在のハイディテール作風に至る“原点”とも言える作品なので記念碑として掲載したいと思います^^
それでは、どうぞっ!



【作品コンセプト】
「ザク以外のジオン系MSもRGで発売して欲しい!」という自分自身の願望を込めて、HGUCにスジ彫り追加・マスキング塗り分け等でRG風にしてみました。
ズゴックは腕部延長や胸厚・腰幅・バックパック幅増しにより「強化されたS型」をイメージ。
アッガイはセンサー類を増設して「強行偵察型」を意識して製作。
各部スジ彫りによるモールドおよびメタルパーツ埋め込みにてディテールUPしました。
【仮想RG シャア専用ズゴック】

【ズゴック・おもな改修点】
《頭・胴部》
・モノアイシールドを透明塩ビ板のヒートプレスにて作製
・モノアイを市販パーツでクリアー化
・プラ板・パテで胸および肩部のラインを変更
・胸部の丸い放熱ダクトを市販パーツで大型化

《腕部》
・ベロウズリム内に動力パイプ2本追加
・下腕部4mm延長
・クローをシャープ化
・メガ粒子砲をメタルパーツに置き換え


《腰・脚部》
・腰を左右に各1mm幅増し
・ベロウズリム内に動力パイプ2本追加
・膝前アーマーの先端をシャープ化
・足甲の装甲を左右に各1mm幅増し

《背部》
・バックパックを下方に延長、隙間をジャンクパーツにてディテールUP

【仮想RG アッガイ】

【アッガイ・おもな改修点】
《頭・胴部》
・モノアイを市販パーツに置き換え
・バルカン砲をメタルパーツに置き換え
・左側面をくりぬき、レドームパーツ増設
・首周りの装甲をエポパテにて幅増し、段差化
・コックピットハッチ形状変更
・腹部正面両側にセンサーパーツ増設
・脇腹に放熱ダクト増設

《腕部》
・クローのシャープ化
・腕部バルカン砲をメタルパーツに置き換え
《背部》
・バックパック上面のフィンをプラ板にて作製
・バックパック各部に市販パーツにてディテール追加
・バーニアメタル化
・バックパック下部にレドーム増設
・両脇に丸い放熱ダクト追加
以下は2014年10月に再撮影した際の画像です。

↓ 【ズゴック 元キット(HGUC)との比較】
HGUCシリーズの中でも最初期(2001年2月発売)のキットですが、ズゴックの特徴的なプロポーションの再現度がとても高い秀作キットだと思います。


↓ 【本家RGとの比較】
作品製作の約2年後に発売された本家RG。
さすがに緻密で考証に基づいたディテールには敵う術もありませんが、バラストタンクへの水の出入り口という想定で各部に設けたスリット等、考え方として間違ってないと思えた共通点があって嬉しかったです^^


↓ 【アッガイ 元キット(HGUC)との比較】
『08MS小隊』バージョンのイメージに近い元キットを、よりファースト寄りの解釈で改修しました。
アッガイというと「可愛い」印象が強いですが、“よりリアルで現実のステルス兵器的なイメージ”を自分なりに追求したつもりです。



↓最後はこんなお遊び画像で・・・(笑)

最後までご覧頂きありがとうございました!
次回はバイアランと並ぶ自分の看板作品である
「森のーく・まⅢ(さん)」(2014年4月完成)を掲載予定です。

次回もどうぞ宜しくお願い致します^^
- 2020/03/01(日) 14:11:32|
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なんと前回のブログ記事は2015年12月31日・・・実に1,499日ぶりの更新です(滝汗)
製作進捗のアップは専らTwitterばかりになり、そのTwitterも昨年以降は仕事が忙しくてたま~にしか浮上してない有様ですが、何とか元気に今も楽しみながら模型製作を続けています。
4年以上も放置状態(と言うか仮死状態w)にあったこのブログ、何度か「もう閉鎖(削除)しようかな…」と考えた事もありました。
でも今でもGBWCの時期になると少しアクセスが伸びて、見て下さってる方がいるのは本当に有難い事だと感謝しております。
今後も頻繁な更新は出来ず月1~2回になると思いますが、自身の数少ない過去完成作品画像の保管場所として「ギャラリー」といった形で継続させて頂こうと考え、今回デザインやレイアウトを少しリニューアルして再オープン致しました。
基本的には以前
『モデラーズギャラリー』様 に投稿させて頂いてた内容の再掲載になりますが、追加画像も含めて過去作品の改修ポイント等を順次アップしていく予定です。
まずその第1弾は、やはり自分の代表作であるGBWC2014参加作品の
「天翔ける麒麟 ~バイアラン・カスタム試作2号機~」。
かれこれもう5年以上前の作品ですが、このブログを始めるきっかけでもあり沢山の出逢いを生み出してくれた思い出深い作品なので、ご覧頂けると嬉しいです^^
・後追い製作記は
こちら・GBWC2014世界大会レポートは
こちら

【作品コンセプト】
デザイン公開&限定キット化された姿ではなく、漫画 『機動戦士ガンダムUC 星月の欠片』の第3話 『天翔ける麒麟』の劇中で搬入されるも未装着に終わった “ギャプランの羽根” を装備したバイアラン・カスタム2号機を想定して製作しました。
登場人物のディエス(整備兵兼1号機パイロット)とビア(2号機パイロット)がさらに悪ノリして、マラサイ&ハンブラビのパーツを追加装備した結果、正にティターンズMSの合成獣(キメラ)、或いは“聖なる麒麟”という表現に相応しい姿になったものの、恐ろしく出力バランスの悪い機体になってしまった為、公式設定版の2号機に再改修された…という独自設定です(笑)
ガンプラビルダーズワールドカップ【GBWC】2014日本大会決勝にて4代目・日本代表、そして世界大会にて第2位の栄誉を賜りました。
ガンプラEXPO会場にお越し頂いた皆様、投票して頂いた皆様、Twitter等で応援して頂いた皆様に改めてこの場を借りて厚く御礼申し上げます。
ありがとうございました!

【全体構成】
・HGUCバイアラン・カスタム(1号機)をベースに、右腕は同2号機仕様のロングビームライフル&エアロシールドに換装。
・背面バックパック中央にギャプランのスラスター+両サイドに1号機のブースター下部&マラサイのプロペラントタンクおよび腰ブロック・頭部バルカン砲を移設。
・『星月の欠片』劇中で装着予定であった“ギャプランの羽根”(バインダー)をアームでバックパックに接続。
・臀部のスラスターはハンブラビの背面ユニット(ウイング&テールランス)に換装。
・その他、全身にプラ板・パテ・ジャンクパーツ・メタルパーツ・各部二重装甲化等でディティールアップを施しました。
・台座は「浮揚感・クリスタル感」と「硬質感・メカニカル感」を融合させたかったので、アクリルのフォトフレームにプラ板による構造物を被せて作成しました。
写真では判りづらいですが、台座内にLEDを仕込んでライトアップ出来るようにしています。

【背面】
・ギャプランのブースターとの接続パーツは、プレミアムバンダイ限定販売の2号機のキットの物を使用。
・ウイング部はRGストライクのエールストライカー&ビルダーズパーツのMSウイングを加工して移植。
・ブースター底面にHGUCシナンジュのプロペラントタンクを2本設置。
・各バーニアはハイキューパーツのメタルパーツに全て置き換えました。

【ギミック・アクション等】
・ギャプランのバインダーは、アームによる可動で砲撃態勢をとる事が出来ます。
・肩部スラスターは途中で一旦切断・位置をずらす事で大型化しています。それに伴い出来た隙間には、ジャンクパーツを詰め込んでメカっぽくしました。
・「怒った麒麟さんは、怖いんだぜ…」という自分自身のセリフを気に入った2号機パイロットのビア少尉がパーソナルマークに採用した…という設定で、オリジナルの麒麟デカールを作製し、左肩スラスターに貼付しました。

【右側面】
・右腕は後ハメ加工し、1号機仕様(ガブスレイのクローアーム)と2号機仕様(ロングライフル&エアロシールド)とのコンバーチブルを可能にしました。
・目の部分にはキットのゴーグルはあえて使わず、両サイドにRGゼータのリアリスティックデカールによるツインアイ、中央にハイキューパーツのVCドームによるモノアイを設置し、設定どおりのトリプルアイ仕様としました。

・素組みの1号機(右)、および公式版2号機(左)との比較です。
【おもなプロポーション変更点】
《頭部》
・エラ・アゴ部分を削って小顔化。
・首部で2mm延長しアゴを引けるように改修。
《胴部》
・胸中央ブロックを前方に1mm厚み増し。
・肩関節部の可動域拡大。(肩を後ろに反らせられるよう改修)
・腰部分で2mm延長。
《腕部》
・肩スラスター大型化。
・左腕クロー基部をボールジョイント化して「グワシッ!」と開けるように改修。
・右前腕部はHGUCバンシィのパーツ等でディティールアップ。
《脚部》
・股関節を両側に3mmずつ幅増し。
・太もも部分で3mm延長。
・つま先を延長・鋭角化 等々です。
2014年11月23日、GBWC2014日本大会オープンコース優勝(4代目 日本代表に選出)。2014年12月21日、同世界大会準優勝/ガンダムVISAカード特別賞受賞。授賞式のスピーチでも申し上げましたが、関わって下さった全ての皆様のお陰で天高く“天翔け”させて頂いたと心より感謝しております。
本当にありがとうございました!
以下は2016年6月に再撮影した際の画像です。





最後までご覧頂きありがとうございました!
次回は公表している自分の作品中では最も古い(2012年7月完成)
「仮想RG シャア専用ズゴック&アッガイ」を掲載予定です。

次回もどうぞ宜しくお願い致します^^
- 2020/02/07(金) 15:14:57|
- 完成作品ギャラリー
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今回の記事を急に思い立って書き始めたのは、年の瀬も押しに押し迫った大晦日の21時すぎ…(汗)
駆け足ではありますが、2015年の総括として振り返ってみたいと思います^^
【1月】
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2014年12月21日に行われたGBWC2014世界大会決勝の余韻も醒めやらぬまま、現役日本チャンプとしてガンプラ誕生35周年のメモリアルイヤーの幕開けを迎えました^^

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今年の模型初めは、干支の羊にちなんだ「メェ~アッガイ(仮)」を元旦の夜から嫁と二人で製作^^;;
(結局失敗してお蔵入りのあと、「めえっがい」として復活を遂げます(笑))


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まさぼんさん&シュンさんの製作開始に刺激を受けて、世界大会2位の副賞として頂いた「銀Hi-ν」を製作開始。
(現在、途中で止まってます(汗))
【2月】
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大阪府高石市で開催された「第1回高石模型祭り」の見学でお邪魔させて頂き、ジョニポンさんのバウンド・ドックと夢の「第17回全日本オラザク選手権・ビルドファイターズ部門 金賞・銀賞ツーショット」が実現!^^

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その「森のーく・まⅢ(さん)」はホビージャパン3月号にて「オラザク選手権・傑作選」として2ページにわたり掲載して頂きました^^


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ガンプラ35周年を記念して、5年ぶりに全国各地で開催される「ガンプラEXPO」にてGBWC受賞作品のバイアラン・カスタム試作2号機を展示して頂く事になりました。
この後、全国8ヶ所・9か月に及ぶ長い長い旅に耐えうるよう補強&梱包作業に明け暮れました^^;

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各地の設営・撤収スタッフさん向けに説明書も作成(笑)

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EXPOジャパンツアー最初の会場である名古屋パルコへは、自ら搬送・設営。
メンテナンスの甲斐があって、無傷での搬入&スムーズなセッティングが出来ました^^
【3月】

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3月中旬、再び名古屋を訪れEXPO観覧&ロンド・ベルさんの展示会にお邪魔させて頂きました♪

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新たに開設された「GBWC2015 公式サイト」のメインビジュアルの一角を、2014世界チャンプ&めいちゃんのケンプファーと共に担わせて頂く事に^^


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大変お世話になったバンダイのGBWC担当者さんが4月から部署移動になられるとの事で、送別会&贈り物の企画を先代チャンプのシュンさんからご提案頂き、黒歴史に埋もれていた「めえっがい」がまさかの復活^^;
【4月】
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担当さんの送別会に参加すべく上京。
先代チャンプの皆さんとのプチッガイ共同作品と一緒に「めえっがい」をプレゼントさせて頂きました^^
【5月】
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自身初となる「静岡ホビーショー」訪問。(バイアランもバンダイブースに展示させて頂きました。)
そして昼食をとったファミレスのテーブルで(画像左から)ロクさん・たまさん・がんぷさん・ムルチさん・クニオさんの作品と共に「場外ホビーショー」開催(笑)

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10月に参加させて頂くことになった千葉しぼりさん主催の「全日本ディフォルメ選手権」の練習のため、人生初となるディフォルメモデル(マラサイ)製作開始。
【6月】
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大阪ボークスにて開催された、コジマ塾さん主催の「K.C.F.」見学。
飛び入りでしたが、GBWCの告知も兼ねて「銀Hi-ν」・「仮想RG・ズゴック&アッガイ」・「天翔ける麒麟(の手w)」等を展示させて頂きました^^

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そして今回はpulekoさんのキュベレイも加えて「オラザクビルドファイターズ部門 金・銀・銅」奇跡の揃い踏み!
【7月】
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ディフォルメ練習作…と言いながら3ヶ月近くも没頭していた「マラサイD⇔R」がようやく完成^^;;
【8月~9月】
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ようやく“ディフォルメ選手権本番用”である「ウイニングガンダムカーディガン」を製作開始(苦笑)
今年最大の工作量でやたらと時間が掛かってしまいました^^;
【10月】
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千葉しぼりさん展示会当日の朝まで徹夜で作業するものの、一部未完成のまま上京(汗)
セッティングにかなり手間取りましたが何とか展示することができ、まさかの10位入賞もさせて頂けました!
【11月】
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今年最大のイベント! 秋葉原で開催された「ガンプラEXPOワールドツアージャパン」にて「GBWC歴代王者トークショー」に出演させて頂きました^^


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そして同日の「GBWC2015日本大会決勝・表彰式」にも出席。
ファイナリストの皆さん、そして新チャンピオンのロクさんとの「魂の継承」に深く感動しました。

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長い長い旅の末、麒麟(バイアラン)が我が家へ帰還。
4代目現役日本チャンピオンとしてのお役目も、おかげさまで無事終えることが出来ました^^
【12月】
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本当に光栄な事に、
バンダイホビーサイトにて「MG V2ガンダム Ver.Ka」の先行レビューを担当させて頂きました^^
開発陣の「匠の技」が結集されたこのキットの良さを何とか伝えたい!という思いで、組立・撮影・執筆を頑張りました。
現在、このV2はディティールアップ等の作り込み中ですので、2016年は最優先で進めて行きたいと思っています♪
・・・・以上、本当に駆け足でしたが今年(2015年)の振り返りでした。
現役GBWCチャンプとして「微力ながら全力で」をモットーに取り組んできましたが、本当に皆さんの支えのおかげで何とかこの一年を乗り切る事が出来、たくさんの温かい交流で笑いや感動、大きなモチベーションを頂いて深く、厚く感謝しています。
来年は少し肩の力を抜いて、なおかつまた新しい事にもチャレンジして「自分の作風」を模索していくと共に、常々申し上げている自分のポリシーである「楽しみながら」をさらに追及して模型に励んで行きたいと思っています^^
本当にもう目前ですが、来るべき2016年が皆様にとって幸せで満ち溢れた一年となりますように・・・
それでは、どうぞ良い年をお迎え下さい!!^^
- 2015/12/31(木) 22:40:18|
- 総括
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| コメント:4
さて、ブログの更新更新・・・って、よ、
4ヶ月ぶりぃ?!!ご、ご無沙汰しております・・・^^;
しかも昨年12/5の
ブログ開設から、いつの間にか1年経ってる・・・(汗)
Twitterではちょくちょく呟いてはいましたが、職場の試験勉強があったり製作に没頭していたりでブログ更新がなかなか出来ず、すっかり放置状態になってしまい申し訳ありませんm(_ _)m
で、その没頭していた製作物とは・・・・

↑
10/26に開催された、第2回
千葉しぼりさんの展示会。
その目玉企画である
「全日本ディフォルメ選手権」参加作品
『ウイニングガンダムカーディガン with すーぱーぷちふみな』 になります^^
本来ならこのウイニングの「後追い製作記」をいつものように・・・と言った所なのですが
まだ細部の仕上げや台座等の工作を残しておりますので、また完全完成後に書かせて頂く予定です。
(急遽、他に1作品作ることになったので少し先になりそうです・・・^^;)
そこで今回のブログについては、どうしても書き残しておきたかったこのイベント・・・
11/20~24、東京・秋葉原にて開催された
【ガンプラEXPOワールドツアージャパン2015】そしてそのイベント内で11/22に決勝戦が行われた
【GBWC(ガンプラビルダーズワールドカップ)2015】 について綴らせて頂きます^^
(久々のブログなので超・長文です!ごめんなさい!!^^;;)

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毎年11月に秋葉原で開催されているガンプラEXPO。
2011年以降はGBWCの国内決勝(日本代表選出戦)も併催されており、昨年の
GBWC2014において自分が4代目・日本代表の栄誉を賜った大変思い出深いイベントです。
今年はガンプラ誕生35周年を記念して、例年の会場である秋葉原UDXに加え、ベルサール秋葉原との2か所同時開催となりました。
2月の「ガンプラEXPOジャパンツアー名古屋」を皮切りに、福岡・静岡・仙台・札幌・広島・大阪の各会場を「前年度チャンピオン作品」として展示して頂いていた、
バイアラン・カスタムの最後の展示が行われる場所でもあります。
例年であればこの秋葉原でのEXPOにおいて、前年度GBWCチャンピオンによる「製作実演」が行われるのが恒例になっています。
もしお話があれば引き受けさせて頂くつもりではいましたが、今年は「つくろう!ガンプラ」ブースがベルサール会場での屋外実施となるのに加え、イベント全体がエンターテイメント性重視になるとの事で、残念ながら実演は開催されませんでした。
でも本当に有難い事に
「GBWC歴代王者トークショー」が開催されるという、バンダイ担当者さんからの嬉しいご連絡!
歴代チャンプの皆さんと一緒に登壇し、大好きなガンプラや深い思い入れのあるGBWCについて語らせて頂ける・・・
二つ返事で出演依頼を引き受けさせて頂き、今年3回目の上京へと赴くことになりました^^

↑
さらに嬉しい事に、トークショー中は壇上に自分の作品を並べさせて頂けるとの事^^
やはり自分の持ち味である「作風の幅の広さ」を見て頂きたいなぁ・・・と思い、ゆるいネタものの
「森のーく・まⅢ(さん)」と、対照的にガッツリ濃密なディティールを施した最新作
「ウイニングガンダムカーディガン」を持参する事と致しました。
当初ウイニングは本体のみを持って行く予定だったのですが
「やっぱり隣に
ぷちふみなも並べたい!」
という思いが抑えきれず、ディフォルメ選手権時には未装着だった背中の武装類を、なんと上京当日の出発時間ギリギリまで(ほぼ)徹夜で突貫工事してました^^;
(あとから気付いたのですが、トークショーの時も指の爪に塗料が着いたまま出演してました(笑))
当初予約していた新幹線にも間に合わず、出演時間ギリギリに到着する列車の自由席で東京へ向かうハメに・・・^^;;

↑
10:30からトークショー開始なのに、秋葉原に着いたのは10:00数分前(苦笑)
改札口から小走りで、まずは思い出の地・秋葉原UDXの様子を確認。

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「UDXよ!私は帰って来たーーー!!」・・・・と感慨に浸る間もなく、トークショー会場であるベルサール秋葉原へ大急ぎで移動^^;
心配した担当さんが表まで様子を見に来て下さってて、ようやく合流・控室入りとなりました^^;;

↑
先輩チャンプのお二人との4月以降久々の再会を喜ぶのも束の間、出演時間が迫っているので大慌てで作品のセッティング(汗)
ここでもウイニングがしっかり立たずアタフタしてる内に出番となり、ビクビクしながら作品を抱えてステージへと向かいました^^;;
朝早い時間なのでお客さんは閑散としてるんちゃうやろか・・・? と思いながら着席してみると、本当に沢山の人、人、人!!
中には良く知ったお顔や、最前列をキープして下さって「〇〇です!」と自己紹介して下さるTwitterでのフォロワーさん達もいて、物凄く嬉しい気持ちに包まれながらトークショーの開始となりました^^



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出演者は
GBWC2012 日本大会チャンピオン(2代目)・六笠さん
GBWC2013 日本大会・世界大会チャンピオン(3代目)・シュンさん
GBWC2014 日本大会チャンピオン(4代目)・私(ヨシ)の3名とMCのバンダイ・GBWC担当の李さん、そして前半はホビー事業部の馬場さんも助っ人MCとして参加して下さいました^^
まずは自己紹介も兼ねて、最近の作品紹介。
僕はくまⅢ、ウイニングは実物を見てもらいながら、そしてもう1作品「マラサイD⇔R」はモニターに投映して作品の特徴や製作時のポイントなどを解説させて頂きました。
その他「GBWCに参加しようと思ったきっかけ」や「今年のGBWCファイナリスト作品についての感想」などで進行。
シュンさん→ヨシ→六笠さん・・・という見事な三段オチラインが形成され、終始爆笑の絶妙なトークであっという間に時間が過ぎ去った気がします^^;
最後の質問コーナーでも非常に有意義なご質問を頂き、大変盛り上がった1時間のトークショーは幕と相成りました^^
出演前は緊張や不安を感じていましたが、いざ始まると本当に楽しくて・・・
自分が憧れていた先輩チャンプのお二人と共に出演し、大好きで思い入れ深いGBWCやガンプラについて語れる幸運を頂いたことに感謝の気持ちで一杯です^^
やはりこの3人、「本当に心からGBWCという大会を大切に想い愛している」、
そして「凄く楽しんでガンプラをつくっている」・・・
という事がひしひしと感じられ嬉しくてたまりませんでした。
トークショーを聴いて下さった皆様が、何か少しでもヒントやモチベーションを持ち帰って頂き
「自分もガンプラつくってみたい!」
「自分もGBWCに参加してみたい!」
そんな風に思って頂けたとしたら・・・出演者としてこんな嬉しい事はありません^^

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トークショーが終り、いよいよEXPOを観覧できる時間!
全国7箇所を巡り、旅の終着点に辿り着いたバイアランはトークショーと同じベルサール会場に展示されていました。
しかし自分の作品よりとにかく今年のファイナリスト作品をこの目で早く見たい!!
・・・という思いに急かされながらUDX会場に移動。
新製品の展示を横目に流しながら(笑)一目散にGBWCコーナーへと向かいました。
とんでもない数の人達で渋滞となりなかなか進まない行列、湧き立つような熱気、そしてあの「アキバショーケース」の中でオーラを放つファイナリスト作品・・・
「この人々、この熱気、このオーラこそGBWC決勝よ!」 (ランバ・ラル風^^;)





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ひとつひとつじっくり拝見しながら、ジュニアコース5作品、オープンコース25作品を見終った感想・・・
今年応募しなくて良かった!!!^^;;;
いやぁ~・・・ホントに凄い!凄すぎるレベル!! 今年自分が応募してたらファイナルはおろか、一次予選通過も危うかったかも・・・
毎年レベルがうなぎ登りの大会だと実感していますが、良くこれだけ「えげつない」超絶作品が集まったもんやわ・・・
本当に「一作入魂」で作品にこめた想いや情熱がひしひしと感じられ、とても胸が熱くなり苦しくなる程でした^^

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その後、他の展示を見たりアキバのカフェでウトウトしたり・・・(徹夜明けだったので^^;)
そうこうしてる内に夕方となり、今年はベルサール会場で行われるGBWC日本大会決勝戦表彰式に入場させて頂きました。
今年はゲスト席からの観覧だったのですが、ファイナリスト席に座っていた昨年以上に何故かドキドキしながら17:30~の開会を待っていました^^;
川口名人の登壇で表彰式開始となり、GBWCのテーマ音楽を聴いているとグッと胸にこみ上げてくる物が・・・
今年のプレゼンターである本郷 奏多さんのご紹介を挟み、いよいよジュニアコース優勝の発表!

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見事!!
めいちゃん5連覇達成!!昨年の世界大会を一緒に闘い、第2位ダブル受賞を喜び合った「戦友」。
今年は本当に見る人をジオラマの世界に引き込む、渾身の作品による圧巻の受賞だったと思います^^
悲願の世界一達成に向けて、お台場での「ラストシューティング」、期待して応援しています!!

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オープンコース・第3位は昨年のファイナリスト仲間でもある
下田くん!!「GBWCでの入賞を目指す」と公言して1年間技術を磨き、見事に有言実行でのトロフィー受領!
ハイディテ派を自称する僕でも絶対マネのできない、しかも3機に及ぼした圧倒的なディティール・・・本当に素晴らしかったです!^^

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第2位は初代・日本チャンピオンにして5大会連続ファイナリスト、
ヤマタツさん!!2011年日本大会優勝・世界大会第3位、2012年日本大会第2位、そして2015年第2位・・・
これだけの実績を残しながら毎年作品に新たな試みを施しチャレンジするその姿勢、本当に感服するばかりです^^
特に今年は見事な「和」を感じさせ、風による動きまで盛り込んだ素晴らしい作品!
ガンプラの可能性、楽しさをこれからも見せ続けて下さい!^^

↑
そして
2015年優勝・5代目チャンピオンとして日本代表に選ばれたのは、昨年僕と1-2フィニッシュを飾って下さった
ロクさんが受賞!!!思えば昨年、GBWCの
一次予選通過を記念してコッソリ始めたTwitterのバイアランの画像に、真っ先に反応してリプをくれたのがロクさんでした。
駆け出しで全くモデラーさんとの交流がなかった僕でしたが、ロクさんがリツイートして下さったのがきっかけとなり、今に繋がる数々の温かい交流が生まれました。
昨年の結果が出たあとも何一つ変わらず、むしろますます仲良くして下さって・・・今の僕があるのは、ロクさんのおかげだと言っても過言ではありません。
そのロクさんが昨年のリベンジ、しかも「今年でGBWC最後の挑戦」と公言しながらの見事な、本当に見事な優勝!
心から「カッコいい」と感じ、胸にこみ上げる物を抑えることができませんでした(;-;)

↑
そして何より胸を打ったのは、ファイナリストみんなが受賞者を、そしてお互いを称え合いながら晴れやかな表情で登壇する姿を見た時でした。
昨年僕が受賞した時も、何人ものファイナリストが自分の席から手を差し伸べてくれて握手をしながらステージへ向かったあの感動・・・
それが何ら変わらず今年のファイナリスト達にも受け継がれていた事に感激して、マジで涙が頬を伝い落ちてました。(もう年寄りなので涙腺弱くて…(笑))
何度となく申し上げていますが、あのファイナルに進んだ者同士、全力を尽くして「想い」を注ぎ込んでアキバへ集った者同士であるからこそ解り合え、お互いを称え合える・・・これこそがGBWCの醍醐味であり「魂」であると感じています。
「作品だけでなく人間的にも素晴らしい人たちばかり」
これは
昨年のブログに書いた正直な気持ちでしたが、今年もその「魂」を引き継いだ素晴らしいファイナリスト達に出逢えたこと・・・
それが何より嬉しく感動的で、涙に滲む目で表彰式を見つめていました。

↑
その後は「これが楽しみで毎年アキバを目指す!」と皆が口を揃えて言う“GBWC、真の醍醐味”である
ファイナリスト打上げに参加させて頂きました!^^
プレス取材対応のため小1時間ほどUDXに残っていたロクさん&まさぼんさん・めいちゃん親子も到着して総勢40人近くの大宴会!!
皆さんの前でロクさんとガッチリ握手を交わし「4代目→5代目」へのチャンピオン引継ぎ式も無事終えることが出来ました!^^

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GBWCという「祭り」の最高のクライマックスであるこの打上げは本当に本当にほんと~~~に楽しい!!(≧∇≦)
「食い散らかされた居酒屋のテーブルに並ぶ4本のガンダムトロフィー」が今年も見れたり(笑)、
「闘い終わってノーサイド」、みんな分け隔てなく作品やGBWCの思い出について盛り上がれたり・・・
これがあるからこそ「GBWCってやっぱりいいなぁ・・・」ってしみじみ感じます^^
今回は隣に座っためいちゃん&向かいの
CLAPさんと話し込んでしまってあまり動けず、すべてのファイナリストさんとお話しできなかったのが心残りですが・・・
ぜひこれからも、ご迷惑でなければ「OB枠」としてこの打上げに参加させて頂きたいと心から願っています^^

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錦糸町の定宿に1泊し、明けて翌日の23日。
再び秋葉原UDXの会場を訪れてみると、昨年同様受賞ステッカーが各作品のショーケースに貼られ、誇らしげに輝いていました^^

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そしてベルサール会場に移動し、8ヶ月に渡るガンプラEXPOジャパンツアーを共にした歴代チャンプの作品達との再会。


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自分自身にとって、5月の静岡ホビーショー以来の再会となった「麒麟」。
懐かしいような、何だか自分の作品じゃないような不思議な感覚になりました^^;

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(左から)六笠さんのサイコ、シュンさんの金サザビー、ヤマタツさんのブリッツ・・・

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そして「戦友」めいちゃんのケンプファーと自分のバイアラン・・・
長い長い旅を全員無事に終えられた安堵感と、これで終わりなんだという寂しさが複雑に入り混じり、目に焼けつけるようにじっと作品達を見つめていました。

↑
その後は
たまたま通りがかりで偶然会場に居たので飛び入り参加する事になった(笑)シュンさんとNAOKIさんが出演された
『ジャブローズ・スカイ』(モデラーあるあるネタ満載で、主人公・桜庭の表と裏の顔のギャップが最高に面白い超絶オススメの漫画です!^^)のトークショーを聴かせて頂きました♪
たまたま居合わせただけだったのに(笑)なぜか持って来られてた世界大会優勝のνガンダムをステージ上で拝見出来たり、
(このνガンダムは『ジャブスカ』劇中で「シュンさんが作ったガンプラ」として登場してます!)
原作者のゆきもり先生と、劇中に登場する水中型ザクを製作されたフクダカズヤさんに御挨拶させて頂けたり、本当に有難くて幸せな機会を頂きました^^

↑
そして秋葉原を後にし、今回の上京に際してお招きを頂いていたシュンさんのご自宅へお邪魔させて頂きました^^
噂通り、いやそれ以上に全く「模型臭」のしない超オシャレな部屋で、美味しい料理とお酒での「お疲れ会」の開始です♪
自分の作風に最も影響を与えて下さり、「GBWCの素晴らしさ」や製作に取り組む上で「大切にすべきこと」を教えて頂いた尊敬する先代チャンプ。
そのご自宅にお招き頂き酒を酌み交わしながら、時に楽しく、時に真面目に模型やGBWCについて語り合える・・・
とてもとても貴重で充実した時間を過ごさせて頂きました^^

↑
話が盛り上がり、何とトークショーのために持参していたウイニングをシュンさんが撮影して下さる事に!
そしてその衝撃…いや、笑撃の撮影環境を目撃!!!^^;;;
「あの世界一のνガンダムが撮影された環境がコレぇ?!!」と、失礼ながら大爆笑してしまいました!(シュンさんゴメンなさい!^^;;)
でも撮って頂いた画像ファイルを開いてみると・・・うわ!なんでこんなに精彩な写真になるの?!!(驚愕)
いつも「凄いなぁ・・・」と感じていましたが、シュンさんの撮影される写真には「キン!」と引き締まった凛とした空気感のような物を感じます。
自分の作品をこんなに綺麗な写真に収めて頂き、本当に感激でした^^
とても楽しくて居心地が良くてついつい長居してしまいましたが、新幹線の時間が迫ってきていたのでおいとまさせて頂く事に・・・
この場をお借りしまして、シュンさん本当に本当にありがとうございました!!^^


↑
今年一番と言って良い濃密で充実した2日間を終え、また日常の慌ただしい日々に戻って数日後・・・
2/26のEXPO名古屋搬入の日に家を出て、その後 福岡・静岡・仙台・札幌・広島・大阪、そして秋葉原の8か所を旅してきた「麒麟」が281日ぶりに我が家へ帰って参りました。
昨年11月の日本大会決勝のアキバ、世界大会のお台場を加えると、のべ10箇所、1年以上に渡る長い長い旅。
一体、どれほどの距離を駆け巡ったのか・・・
一体、どれほど沢山の方々に見て頂いたのか・・・
ガンプラ35周年の現役GBWCチャンプとして、全国ツアーでの展示という幸運を頂いた事を本当に光栄に感じ、ご来場・ご覧下さった皆様に深く感謝しております。
自宅に戻った「麒麟」を組付け、以前置いていた棚に戻したとき
「あぁ・・・これで4代目としてのお務めも終わったんだな・・・」という感慨が込み上げてきました。
最初は「僕のようなペーペーのモデラーがチャンプになったせいでGBWCの品位が下がってしまうんちゃうか?」と心配していました・・・(苦笑)
しかし今年は昨年以上、話によればジュニア・オープン合わせて約1,700作品の応募があったと聞き少しは安心したものの、本当に分不相応で不甲斐ないチャンピオンだったと反省する事ばかりです。
沢山のご迷惑をお掛けし、不愉快な思いをさせてしまったこともあるかと思います・・・
でも3代目のシュンさんからバトンタッチされた時に誓った言葉・・・
(
最初のブログにも書きました)
「ガンプラの楽しさを伝えたいという想い」
「模型を通じて得られた仲間を大切にしたいという心」
これを教えて下さったシュンさんから受け継いだ「魂」と言える部分、それだけはブレずにやって来れた気がします。
この『天翔ける麒麟』という作品を作ったからこそ、GBWCという大会に参加したからこそ得られた「仲間」や「楽しさ」、そして「感動」。
そんな「魂」をシュンさんや僕と同じように持ち、いつも穏やかな人柄でみんなをまとめてくれるロクさんに5代目を引き継いで頂く事が出来て、今は大きな安堵と喜びの気持ちで一杯になっています^^
GBWCにおいては「過去の人」となりましたが(笑)、これからも自身のモットーとしている「楽しみながら」を大切にして模型を続けて行くつもりです。
そしてGBWCの楽しさ・素晴らしさを、また次の世代へと伝える
「魂の継承」を見守って行きたい・・・と願っています^^
本当にこの1年、皆様が支えて下さったおかげでなんとかお役目を無事果たすことが出来ました。
この場をお借りしまして改めて御礼申し上げます。
関わって下さった全ての皆様へ・・・
本当にありがとうございました!!
- 2015/12/06(日) 22:33:46|
- GBWC2015
-
-
| コメント:4
あれっ?! 俺ってブログやってたっけ?!・・・って思ってしまったくらい放置しまくっててゴメンなさい^^;;
約3ヶ月ぶりの更新となってしまいました(大汗)
この3ヶ月の間、バタバタと忙しくしておりましたが、そんな中でも
ロクさん帰省オフ会・静岡ホビーショー・
コジマ塾さん主催のKCF(関西キャラクターモデラーズフェスティバル)等に参加し、沢山の素晴らしい作品と作者さんにお目に掛かる事が出来ました。
そこで頂いたモチベーションを糧として、めえっがい以来(ハイディティール作品としてはGBWC2014のバイアラン・カスタム以来)久々の新作が完成に至ったので、ブログにも掲載させて頂きます^^
作品名:『マラサイD⇔R』!!(D⇔Rの意味については後述)
人生初のディフォルメモデル製作となります^^
製作のきっかけとなったのは、この秋に開催される千葉しぼりさん主催の
「全日本ディフォルメ選手権」。
ひょんな事から僕も出場させて頂ける事になったのですが、なにせ今までまったくディフォルメを手掛けた事がないので自信がありませんでした^^;
でも丁度ディフォルメでやってみたいネタがあり、それを実現するにはBB戦士のような2~2.5頭身ではなく
コンバージのような約4頭身のスタイルにしたい…
何とか思い描くスタイルが掴めるよう、まずは積みプラの中からひとつ選んでプロポーション変更(コンバージ化)の練習をしてみる事としました。
その練習台の生贄wに選ばれたキットはこちら!!

HGUCマラサイ^^;
最初はグフカスタムを作りたいなぁ~…と思ったのですがあいにく積みプラの中になく、武器類を作るのがめんどくさいという理由でボツ(笑)
でもマラサイは『Z』の中では屈指の好きなMSだし、ヘルメット(兜)で頭が大きい分ディフォルメのバランスが取りやすそう…と安易な気持ちで始めてみる事にしました^^;
コンバージ体型化するに当たってMGの頭部+手足を縮めたHGUCの胴体…という構成にすると決めていましたが、MGは持っていなかったのでいつもの常套手段、バンダイ静岡相談センターさんへ定額小為替送っての部品請求^^;;
待つこと約1週間(両耳のバルカン部分は在庫切れ欠品中でしたが(T^T))自宅に届いたMGの頭部を、あらかじめ手足を縮めておいたHGUCの胴体へ合体させてみたのがコチラ…

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この時点でコンバージ化のため短縮した箇所は「二の腕」「腰」「太もも」でそれぞれ約2mm。
「なんか違うなぁ~…」と感じていたところ、名古屋の展示会で知り合った
式さん(素晴らしいSDの数々を作っておられます^^)から「手脚をもう少し縮めてみては?」とアドバイスを頂き、あと1.5mm(合計でノーマルキットより3.5mm短縮)してみるとバッチリ自分のイメージするコンバージ体型にする事ができました♪
(感謝感謝です^^ >式さん)
普段はリアル体型でプロポーションを良くするため「伸ばす」工作ばかりだったのですが、「縮める」という作業が新鮮で自分の思い描くディフォルメ体型に出来た時の快感は格別でした^^
(ディフォルメにハマる気持ちが良くわかりますw)

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で、スタイルが決まると楽しくなってきて・・・またいつもの悪ノリでコテコテとディティール付けを始めてしまいました^^;;
この画像はディテ付け開始直後ですが、肩のグレー部分はビルダーズパーツ、脚部の白い部分はRG・GP01フルバーニアンの脛を上下逆にしたものを加工して装着しています。

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目立つ部分であるシールド裏側は一旦くり抜き、HGUCシナンジュのパーツ等を埋め込み。

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そして今回、かなり久々にバキュームフォーム(プラ板を熱して柔らかくして、掃除機の吸引力で型取る方法)を行い、頭部・スカートアーマー・足首アーマー等を多重装甲化してみる事にしました。

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粗方のディテ付けが完了した状態です。
(動力パイプ、手首、腕部アーマー等は後に変更。)
基本的にはバイアラン・カスタムの時と同じように、数々の生贄キット(RGやHGUC)のパーツを切り刻んで貼り付けていく、自称「パッチワークモデリング」によるディティールアップです。

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ディテ付けが一区切りついたので、全体の状態把握のため捨てサフを吹いてみました。
初めてのディフォルメ化にたまたま選んだマラサイがラッキーだったのだと思いますが、偶然にも二の腕・太もも・腰の短縮のみで、その他の部分はあまり弄らずにコンバージ体型化する事が出来ました。
せっかく久々にガッツリディティールアップしたのでリアル体型の方でも見てみたかったなぁ~・・・と思っていたところ、
「・・・ん? ひじ下やひざ下が元キットのままっちゅう事はコレもしかして・・・リアル体型に戻すことも可能なんちゃうか?!」
・・・と気付き、ここでもまた悪ノリして「ディフォルメ ⇔ リアルのコンパチ化」を、スペアパーツを使って試してみることにしました^^;

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ただし、元々HGUCマラサイの頭部は小さめな上に、今回多重装甲化によりかなり「マッチョ」になっていたため、このままでは大分アンバランスになってしまう印象を受けました。

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そこで兜部分はバキュームフォームしたプラ板を土台にし、HGUCの頭部を3分割して幅を広げて配置。(画像下側)
さらにバキュームフォームしたプラ板を上に重ねて多重装甲化…という方法で三まわり程大きくしてみました。
頭頂部もディフォルメモードの頭部に使用したMG(画像上側)とラインを合わせるため、エポキシパテを盛って形状変更しています。

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モノアイ~口吻部分はRG・ザクⅡを加工して使用。
この時点で色が異なる「頭部」「二の腕」「太もも」の差換えと、腰部分のジョイントを引き伸ばす事でなんとか「ディフォルメ ⇔ リアル」両形態実現の目処が立ちました^^
(この頃自分では「スターウイニングマラサイ」と呼称してましたw)

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後回しになっていた背部のディティールも追加・・・

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動力パイプはメタルパーツに置換え(ゲート処理サボるためw)。
後ろから見た時意外と目立つ「うなじ部分」も作り込んでみました。

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全てのディテ付けが終わり、仮止めしていたパーツを外して表面処理する際に数えてみましたが、元キットのパーツ=73個に対して追加パーツ=209個!(笑)
更に動力パイプのメタルパーツも加えたら230個オーバー… まるでジグソーパズルのようです^^;;

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一週間以上を掛けて全てのパーツにペーパー掛け終了・・・(疲れた(- -; )
やっと楽しい塗装に入れる段階となりました。
当初の構想ではティターンズカラーの濃紺にする予定でしたが、ハイザック=ザク(緑)なら、その改良強化新型であるマラサイ=グフ(青)という発想でグフイメージのブルー塗装とする事に^^(ティターンズのイメージも残るよう、やや濃いめを意識)
チマチマとマスキングして(意外と好きな作業です^^;)淡青・濃青とも各3段階の濃淡塗り分けにより、バイアランと同じようにRG風にして色での情報量を増やしています。
フレーム部分もメタリック系で濃淡3色塗り分け。動力パイプには差し色としてサンセットゴールドを施しました。

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基本塗装が終わり、両形態での組付けチェック。

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デカール貼り→トップコート→メタルパーツ装着・・・とすべての工程が完了!
最初はスジ彫り追加程度でアッサリ終わらせる練習作のつもりだったのですが、楽しくてついのめり込んでしまって約3ヶ月も掛かってしまいましたが・・・^^;
とにもかくにも、昨年のGBWC以降「麒麟」のメンテに追われて遠ざかっていた久々の完成品・・・
作品名は「deformer ⇔ Real」を意味する【マラサイD⇔R】とする事にしました^^
それでは、ギャラリー風に各部画像掲載させて頂きます♪

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背面

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右側面

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D(ディフォルメ)モード ⇔ R(リアル)モードへの組換えは、画像手前側の部品(太腿・二の腕・フェダーインライフル砲身・頭部)を交換し、腰部を伸縮させることにより簡単に完了します。
Rモードの頭部はノーマル(画像右端)に比べ、かなり大型化しています。


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Dモード、Rモード、それぞれ素組み(画像右)との比較です。

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細かい改修ポイント等をまとめ、模型投稿サイト
「モデラーズギャラリー【MG】」さんにも久々に投稿させて頂きましたので、こちらもご覧いただけると嬉しいです^^
人生初SDでしたが、とても楽しんで製作する事ができました。
久々の完成品、久々のハイディティール作品でしたが「自分らしさ」や「ガンプラの面白さ」みたいなものを少しでも感じ取って頂けたら、作者として本当に嬉しい限りです^^
ディフォルメ選手権本番用はかねてよりやりたかった「某ガンダムタイプのオリジナルアレンジ機」を、ようやく作り始めた所です。
一応コンペではありますが、約300人ものモデラーさん達との交流が何よりの楽しみなので、気負わず自分の作りたいものをとことん楽しんで作って、10月は東京へ持参したいと思っています♪
そして、このマラサイD⇔Rもこれで終わりではなくてまだ続きがあるかも・・・?
と、思わせぶりな事を申し上げたところで今回のブログはココまでです^^;
今回も最後までお読み頂き、本当にありがとうございました!(^o^)/
- 2015/08/04(火) 07:31:20|
- マラサイD⇔R
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